コース・スポット設定
イベントにスポット(チェックポイント)を配置し、コースとカテゴリーを設定する方法を説明します。
イベント、コース、カテゴリー、スポットの役割が分かりにくいときは、イベント構成を理解する を先に読むと整理しやすくなります。
設定の流れ
イベントのコースを作成するには、以下の3つのステップで設定します。
- スポットの配置 — チェックポイントとなるスポットを地図上に配置する
- コースの作成 — スポットをコースにまとめ、得点やルートを設定する
- カテゴリーの作成 — コースに競技ルール(制限時間、パンチ方式など)を設定する
コースの作成とスポットの登録は、どちらから先に進めても構いません。コースを作成しながらスポットを追加していくこともできます。
スポットの配置
スポットの追加
- スマホアプリ
- Web
イベント管理画面の すべてのスポット から、スポットの追加・編集ができます。
- 地図上でスポットを配置したい場所を中心に合わせます
- 追加 ボタンをタップします
- スポット名を入力します
アプリに貯めておいた マイスポット から取り込むこともできます(マイスポット・公開スポット)。
イベント編集後、スポットエディタ(/events/{イベントID}/spots)が開きます。
- 地図上でスポットを配置したい場所をクリックします
- スポット名が自動的に連番(001, 002, ...)で設定されます
- 右側のリストからスポット名や説明を編集できます
Web ではスポットをドラッグして位置を移動することもできます。
スポットの項目
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| スポット名 | チェックポイントの名前(必須) |
| 説明文 | スポットの詳細説明 |
| 画像 | スポットの写真。カメラパンチ時の参考にもなります |
| 動画 URL | YouTube などの動画リンク |
スポット名・画像・位置を設定した状態で「説明文を自動生成」ボタンをタップ/クリックすると、AI が説明文を自動生成できます。スマホアプリ・Web の両方で利用できます。
スポットのインポート
手動で1つずつ配置する代わりに、データファイルからスポットを一括インポートできます。
| フォーマット | 説明 |
|---|---|
| CSV | name, description, latitude, longitude の4列。UTF-8 エンコーディング |
| IOF-XML Ver3 | オリエンテーリングの標準フォーマット。コースとスポットを同時にインポートできます |
| マイスポット | アプリに貯めておいたスポットを選んで取り込みます(写真も一緒に取り込まれます。プランは不要)。マイスポット・公開スポット |
同じスポット名のデータは上書きされます。緯度は -90〜90、経度は -180〜180 の範囲で指定してください。
スポットのエクスポート
設定済みのスポットは CSV 形式でエクスポートできます。他のイベントへの再利用やバックアップに便利です。
コースの作成
コースの種類
- スコア
- スコア(どこでもスタート)
- ストレート
自由な順序でスポットを回り、得点を競うコースです。 ロゲイニングの標準的な形式です。各スポットに得点を設定し、参加者はどのスポットをどの順番で回るか自由に選べます。スタートスポットとフィニッシュスポットの指定が必要です。制限時間内に多くの得点を集めることが目標です。
スタート・フィニッシュを指定しないスコアコースです。どこからでもスタート・フィニッシュできます。常設イベントなど、特定のスタート地点がないイベントに適しています。
決められた順番でスポットを巡るコースです(旧称: ポイント)。オリエンテーリングの標準的な形式です。スポットの訪問順序が固定されており、最初のスポットがスタート、最後がフィニッシュになります。全スポットを順番に回り、タイムを競います。
コースの作成手順
- スマホアプリ
- Web
- イベント編集画面の コース設定 を選択します
- 新規コース作成 をタップします
- コースの種類(スコア / スコア(どこでもスタート)/ ストレート)を選択します
- コース名を入力します
- スポットをコースに追加し、得点や順序を設定します
- イベントの Overview ページから コース追加 を選択します
- コースの種類を選択します
- コース名を入力します
- スコアコース: 各スポットのスコア欄に得点を入力し、スタート・フィニッシュを指定します
- ストレートコース: スポットをダブルクリックして訪問順序に追加します
コースの設定項目
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| コース名 | 管理用の名前(参加者には表示されません) |
| コントロール円の半径 | 地図上に表示されるスポットの円の大きさ(50m(デフォルト)/ 30m / 18m / 10m。Web では 10m を選べません)。コース編集画面のオプションメニュー 「コントロール円の大きさ」 から変更します |
コースをコピーする
既存のコースを複製して、同じイベント内に新しいコースを作成できます。同じスポット構成のまま、配点やスタート・フィニッシュだけを変えたコースを用意したいときに便利です(例: 「初級コース」と「上級コース」で配点を変える)。
コピーの手順
- コース編集画面を開きます
- ツールバー右上の 「…」(iOS)/ 「︙」(Android)の その他 メニューを開きます
- 「コースをコピー」 を選びます
- 確認ダイアログが開きます。新しいコース名を入力します(初期値は「<元のコース名>のコピー」。あとから変更できます)
- 「コピー」 ボタンで確定すると、同じイベント内に新しいコースが作成され、コース一覧に表示されます
Web のイベント概要ページでも、コースの 複製 から同じようにコピーできます(イベント主催者プランが必要です)。
確認ダイアログには、次の注意文が表示されます。
新しいコース名を入力してください。スポットとクイズは元のコースと共有されます(複製はされません)。
何が引き継がれ、何が共有されるか
コピーで作られた新しいコースは、コースごとに独立して持つ設定 と、元のコースと 共有する設定 に分かれます。ここを理解しておくことが重要です。
| 種類 | 内容 | コピー後の挙動 |
|---|---|---|
| コースごとに独立(引き継がれて別々に編集可能) | コースの種類、各スポットの配点(採点)、クイズの割り当て、スタート・フィニッシュの指定、一時停止などのスポットオプション | 新しいコース側で自由に編集でき、元のコースには影響しません |
| 元のコースと共有(実体は1つ) | スポットそのもの(位置・名前・QRパンチ設定・カテゴリー割当)、クイズの内容、スポットの画像 | コピーされず、両方のコースが同じ実体を参照します。片方で編集すると、もう片方にも反映されます |
コピーは「完全な独立コピー」ではありません。スポットとクイズの実体(位置・名前・問題文・画像・QRパンチ設定など)は複製されず、元のコースと 共有 されます。コピー後にスポットの位置やスポット名、QR パンチの設定などを変更すると、元のコースと新しいコースの両方に反映されます。これは不具合ではなく、同じイベント内で複数のコースがスポットを共有する従来どおりの仕組みです。
ここで説明しているのは、1 つのコースを同じイベント内に複製する機能です。イベント全体を別イベントとして丸ごとコピーするものではありません(その用途はありません)。また、別のイベントへコースをコピーすることはできません(コピー先は常に同じイベント内です)。
「コースをコピー」は主催者プランの機能です。未契約の場合、メニュー項目の末尾に 🔒 が表示され、タップしても主催者プラン登録の案内が表示されるだけでコピーは実行されません。なお、ロゲイニングカメラの記録・安全管理イベントではこの機能は利用できません。
コース名は 参加者には表示されない管理用の名前 です。「初級用(配点A)」のように、主催者が見分けやすい名前を付けてください。
なお、新しいコースのプレイ回数などの統計は引き継がれず、0 から始まります。
スポットの種別・番号・ラベル
コース編集画面でスポットをタップして開く編集画面には、コースの中でのそのスポットの役割を決める項目があります。
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 種別 | コントロール / スタート / フィニッシュ / スタート&フィニッシュ / 未使用。作ったばかりのスポットは 未使用 で、このままではコースに含まれません。「配置したのに参加者に見えない」ときは、まずここを確認してください |
| 番号(配点) | スコア系コースでは得点(-999〜999)、ストレートではコントロール番号になります |
| ラベル(オプション) | 地図上に番号の代わりに表示する短いラベル。種別がコントロールのときだけ使われます |
| クイズ選択 / 正解得点 | このスポットに割り当てるクイズと、正解したときの得点 |
自動配点
スコア系コースでは、コース編集画面のメニューの 自動配点 で、スポットの得点をまとめて割り当てられます。対象スポットが 11 個以上のときはイベント主催者プランが必要です(10 個以下なら無料。メニューには 🔒 が付いたままですが実行できます)。
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 最低点 / 最高点 | 割り当てる得点の範囲 |
| 総得点 | 全スポットの合計がこの値になるように配分します |
| 点数の重複を許容する | オフにすると、同じ得点のスポットができないように調整します |
| 現在未使用のスポットにも配点 | 種別が未使用のスポットにも得点を付けます |
| 点数の重み付け | スタートからの距離(または中心からの距離)、周囲からの孤立度、ランダム度の組み合わせで、遠い・孤立したスポットほど高得点にします |
Web のコース編集画面では、制限時間を指定してベストルート(制限時間内に取れる最高得点の経路)を計算できます(コントロール 25 個以上のコースでは使えません)。得点配分や制限時間の妥当性を確認する目安になります。
カテゴリーの作成
カテゴリーは、コースに競技ルールを設定するものです。同じコースに異なるルール(制限時間やパンチ方式)で複数のカテゴリーを作成できます。
パンチ方式・チーム設定・一斉スタートなどカテゴリーの詳細な設定については、カテゴリー設定をご覧ください。
コースとカテゴリーの違いを整理したい場合は、イベント構成を理解する もご覧ください。
スポットの詳細設定
シークレットスポット
スコアコースでは、スポットの得点や位置を参加者から隠すことができます。
| 設定 | 効果 |
|---|---|
| 得点を隠す | スポットの得点が参加者に表示されません |
| 円と得点を隠す | スポットの円(位置)と得点の両方が地図上に表示されません |
一時停止スポット
コースの中に、計時を止めるスポットを置けます。コースの種類によって、止まり方と設定の項目が違います。どちらも、スマホアプリのコース編集画面でコントロールをタップし、表示されるメニューから設定します(Web では設定できません)。解除するときは、同じメニューの 計時の停止を取り消す を選びます。
| ストレート(計時しない区間) | スコア / スコア(どこでもスタート)(計時停止コントロール) | |
|---|---|---|
| メニューの項目 | 次のコントロールまで計時を停止 | 計時停止コントロールに設定 |
| 止まり方 | そのコントロールをパンチすると計時が自動で止まり、次のコントロールをパンチすると自動で再開します | 参加者がそのコントロールをパンチしたあと、近くにいる間に自分で一時停止し、同じコントロールの近くで再開します |
| 必要なプラン | 不要 | イベント主催者プラン(未加入のときは項目に 🔒 が付きます) |
| 地図の表示 | 区間の線と両端のコントロールが青色 | コントロールが青色 |
どちらも、止めていた時間は記録のタイムから差し引かれます。参加者側の操作は 競技に参加する — 一時停止(ポーズ) をご覧ください。
計時しない区間 は、交通量の多い道路の横断(渡る直前のコントロールで止め、渡った先のコントロールで再開する)、走ると危ない混雑した場所、長いコースの途中の休憩などに使えます。
- 最後のコントロールには設定しないでください。最後のコントロールからフィニッシュまでが計時されず、順位と記録タイムが正しくなくなります(公開前チェックで要修正として指摘されます)
- ループで何度も通るコントロールには設定できません。設定するとコースの不備になり、参加者はプレイ画面を開けません(「繰り返し訪問するスポットでの計時停止には対応していません。」と表示されます)。公開前チェックでも「コースに不備があります。」と指摘されます
- 参加者が 次のスポットをスキップ で区間の終わりのコントロールを飛ばしたときは、スキップした時点で計時が再開します
計時停止コントロール は、観光、買い物、休憩、食事などのために立ち寄る場所に使えます。チームプレイのカテゴリーでは使えません(チームの計時は止めた時間を差し引かないため、公開前チェックで要修正として指摘されます)。
クイズ付きスポット
スポットにクイズ(多肢選択問題)を設定できます。参加者はスポット到着時にクイズに解答し、正解すると追加ポイントを獲得できます。
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 問題文 | クイズの質問 |
| 選択肢 | 2〜6 個の選択肢と正解の指定 |
| 解説 | 解答後に表示される解説文(オプション) |
| 正解得点 | 正解時の追加得点。クイズ側ではなく、コース内のスポットの編集画面で設定します(同じクイズを別のスポットに割り当てて、別の得点にできます) |
| 画像・動画 | 問題に関連する画像や動画 |
クイズはイベント単位で作成・保存されます(ダッシュボードの クイズ設定)。コース内の各スポットの編集画面で クイズ選択 から割り当て、同じ画面で正解得点を設定します。
ビーコンパンチ
GPS の代わりに Bluetooth ビーコン(Eddystone-UID)を使ってパンチを検出できます。屋内イベントや GPS 精度が低い場所で有効です。ビーコンの設定(Namespace ID / Instance ID / 検出範囲)は iOS アプリのスポット編集画面でのみ 行えます(設定画面は英語表記です)。Android アプリと Web には設定画面がありません。
QRコードパンチ
QR コードを読み取ってパンチする方式(イベントの QR モード、スポット単位の上書き、QR コードの印刷)は QRコードパンチ にまとめています。
組み合わせボーナス(チェックポイントの組み合わせで加点)
チェックポイントの組み合わせで自動加点する 組み合わせボーナス の設定は 組み合わせボーナス にまとめています。
KML ベクターオーバーレイの取り込み
KML ファイルによるベクター図形(線・面)の取り込みは 地図の管理 — KML ベクターオーバーレイ にまとめています。